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ものつくるひとびと
良いものとの出会いは
良い人との出会いでもあります。
引き合い、引かれ合い、嗜好を共にしてまた共同体が生まれ、新たなものづくりが始まります。
情念引力というと大袈裟ですが、時々そういうものは本当にあるなと感じるのです。
前置きは、さておき。
yohakuのパフクロスストールと民芸新時代のバッジ ¥6500+税
ムスビメで大変多くの評判を頂いているyohakuの服ですが、
この春「パフクロス」という素材のストールが入荷いたしました。
yohakuさんのご説明によると
「シャトル機という低速度の横編み機でゆっくりと編まれた生地は、
パリっと張りがありますが、触ってみるとやわらかく、自由に体に馴染みます。」
実際に羽織ってみると、まさにその通りです。
綿100%の軽やかさと、風を通しにくい張りの強さを兼ね備えた、
春にぴったりのストールです。
(1人で店をしていると着用イメージが撮れないのが残念です)
そしてセットでお付けしている「木こりのバッジ」は
岡山県の民芸新時代というプロジェクトによるもの。
元々は農閑期の冬に木工・わら細工・織物などの手仕事を行っていた、岡山県北端の山村「梶並」。
しかし、少子高齢化によりだんだんと伝統的なもの作りの火が消えようとしていました。
そこに移り住んだデザイナーの若者たちが先人たちの知恵を継承し、
地元でのもの作りを復興させようとしているプロジェクトです。
お椀などを製作する際に出た端材を、木工ろくろを使って削り、
シンプルでありながら味と表情のある木製のバッジに仕上げています。
さて、冒頭に話を戻して。
ムスビメを開く前、商品の仕入れでとある展示会に出向いたときのこと。
yohakuと民芸新時代とそれぞれが別のブースで出展されていました。
私はその両方にとても魅かれ、どこかで同じ空気のような、根底で繋がる見えない糸のようなものを感じました。
そうしたら、やはり、です。
つながりました。
そして素敵なコラボレーションアイテムが生まれました。
私はもの作りをする立場ではないので、一緒に何かを生み出すことが出来ないのですが、
これからも二つのプロジェクトの愛用者として、
そして販売する立場として、
関わっていきたいと思っています。
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