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オヤコマーケット振り返り その2  座談会「うむこと くらすこと」

zadankai

間があいてしまいましたが、7月に心耳庵で開催したオヤコマーケットを少しずつ振り返っています。

今回は、自宅出産を経験したご夫婦を囲む座談会「うむこと くらすこと」についてです。

私は現在小学1年生の娘を育てていますが、出産をしたのは自宅ではなく、地元川崎市の個人病院でした(私自身もそこで生まれました)。
そして、娘を妊娠していたちょうど7年前は、雑誌などで自然育児についての記事が増えてきた頃で、
自宅出産や布おむつ、母乳育児といったキーワードが並び、出産の選択肢が広がっていった時期でもありました。

私の妊娠・出産は子宮筋腫の影響でややリスクがあり、
自宅出産のような形は取れませんでしたが、興味はありました。
性格に言うと「自宅で産みたい」というよりも、「病院の都合で産まされる」ような出産ではない、
「自分らしい出産と育児」というものをどこかで求めていたのだと思います。

そして、この座談会でおはなしをして下さった
淺田雅人さん・真実さんご夫妻のライフスタイルがとても素敵で、
そんなご夫婦の選択した「出産と暮らしをひとつの場所で」というチョイスについて、
より深く知りたくなったのです。

ご参加下さった方は、もちろん自宅出産をされた方や未経験だが興味のある方、
そして未来の助産師さんも。
たま茶さんのハーブティを頂きながら、和やかな場となりました。

淺田夫妻の紹介から、なぜ自宅出産に至ったのか、
そしてご両親への説得、地域の方との関わり、助産師さんの検診時の様子、実際の出産の話などなど・・・
どれもこれも興味深かったのですが、自宅出産をするための家をまず探したというお話や、
妊娠中も出来るだけ地域の方に家に来ていただいてつながりを作ったこと、
妊婦検診も自宅だったのでリラックスした雰囲気の中行われたこと、など、
病院での出産では得られない数々の体験を聞くことが出来ました。
まさに赤ちゃんが出てきた瞬間は、二人で抱き合っている姿勢だったそうです。なんて素敵。

出産がゴールではないので、その後の育児や夫婦の関係性のことも話に上がったのですが、
「結婚記念日はいつも契約更新の日」と言う言葉が最も印象に残りました(!)。
1年を振り返り、次の1年も引き続き夫婦としてやっていこうという決意。
大事なことですね。

ちなみに、私は「自宅で生まれる」ということと「自宅で亡くなる」ということは
どこか似ているような気がしています。
それを座談会の最後に投げかけたところ、「じゃあ、また次回の宿題!」という話になりました。

ご参加下さいましたみなさま、どうもありがとうございました。

《 追記です 》
この企画は、自宅出産を推進したり、他のスタイルのお産を否定するためのものではありません。
出産についての意見は人それぞれなので、優劣をつけたいわけではありません。
自宅出産についてはもちろんリスクがあります。(というか、出産自体命がけですね)
条件によっては望んでも出来ない場合があります。
そういったことも含め、淺田夫妻には話して頂きました。
参考に、淺田さんが出産について記したサイトをご紹介させて頂きます。
とてもわかりやすく、気持ちの良い文章ですので、是非ご覧ください。

http://davin.ci/natural_macy/26

 


2016-09-07 | Posted in journal | No Comments »

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