月別アーカイブ: 1月 2011

10月22日 富小路通りにて

カテゴリー: 日日京都写真 | コメントをどうぞ

10月22日 三条御幸町 珈琲ショップで一休み

カテゴリー: 日日京都写真 | コメントをどうぞ

10月21日 時代祭の前夜 直線が美しい御池通

カテゴリー: 日日京都写真 | コメントをどうぞ

10月21日 三条通り 郵便局

カテゴリー: 日日京都写真 | コメントをどうぞ

10月22日 寺町二条 マンレイのポスターに惹かれて

カテゴリー: 日日京都写真 | コメントをどうぞ

10月 烏丸今出川 松林と甍

カテゴリー: 日日京都写真 | 10月 烏丸今出川 松林と甍 はコメントを受け付けていません

10月 西陣にて

カテゴリー: 日日京都写真 | コメントをどうぞ

10月 紫野にて

カテゴリー: 日日京都写真 | コメントをどうぞ

遠い記憶


小学生の頃、友人のM君の家に遊びに行った時のことです。
M君の家は僕が住む所から北の方角で京都の北山が迫る麓にありました。
そこには川が流れていて砂防ダムがありました。
普段は水も少なく小川のようですが台風や大雨の時には反乱するような砂防ダムでした。
M君の家はその砂防ダムにせき止められた砂地の上に点在した粗末な建物の一つでした。
広い砂地には所々にすすきが茂り中央には幅2メートルほどの小川がさらさらと流れています。
その日は太陽が照りつけ砂地は真っ白に乾ききっていました。
小川に渡された丸太を渡ると古板でつくられた小さな小屋がありました。
M君が開けてくれた戸の中へ入ると
そこは思っていたよりも明るくてはっきりと中の様子がわかりました。
壁板の隙間から差し込む光が片隅に置かれた水瓶を茶色く光からせていました。
たっぷりと水が溜められて側にはひしゃくが添えられていました。
「この水、飲むんか?」とM君に言ったかもしれない。
そこで私の記憶は途切れています。
それから後、放課後の砂場で相撲を取っていた時のことです。
原因が解らないままM君とつかみ合いの喧嘩になりました。
仰向けにころんだ僕の上に馬乗りになって来た彼は
顔を真っ赤にして僕を睨みつけたのです。
ここでまた記憶は途切れています。
そしてある日の夜中、僕の家から北の方角で火事がありました。
それは大文字山をも暗闇に浮かび上がらせるほどの大火となりました。
夜空を焦がす大きな炎をじっとこの目に焼き付けていた
あの出来ごとをぼやりと憶えております。
亀村俊二

カテゴリー: photo essay | 遠い記憶 はコメントを受け付けていません

子供が歩き出す日


息子夫婦と孫と一緒に暮らし始めて8ヶ月になります。息子も
私も自由業、家で仕事をしているので夕食というと円いテーブルを
囲んで孫と顔を会わせながらわいわいとにぎやかなものです。
子供が風呂からあがるときなどは家中が一時大騒ぎになる始末。
最近世の中では夫もすすんで子育てに参加という風潮なのですが
我が家ではそこに爺さん婆さんが参加するのですから少し過保護すぎのようです。
孫の雪路もこの12月で1歳になりました。
実は私たち夫婦の始めての子供が1歳になるとき
私は一人で気ままにヨーロッパ一周の撮影旅行にでかけていました。
そして2ヶ月の長い旅が終わって帰国の日
妻と1歳2ヶ月になる息子が大阪空港の到着ゲートに迎えに来ていたのですが
出発するときはハイハイもままならなかった息子が
母親に見守られながらよちよちとこちらに歩いて来たのです。
今思えば妻と小さな子供を残して一人長旅に出るとはずいぶんと無茶なことをしたものです。
旅行に出ることを許してくれた妻と同居の両親にあらためて感謝の思がわいてきます。
いま、孫の雪路は東京へ里帰り中なのですが
帰ってくる年末にはもしかして
よちよち歩きが始まっているかもしれないと・・・
ひとり、心のうちで期待しているのであります。
亀村俊二

カテゴリー: photo essay | 子供が歩き出す日 はコメントを受け付けていません