月別アーカイブ: 9月 2011

テレビ生活



 

 

 

 

 

 

 

このたび我が家からテレビがなくなりました。アナログから地デジに切り替わることをきっかけにテレビというものを我が家から無くしてしまえと考えたからです。だからといって今までテレビに頼っていなかったかというと決してそうではありません。どちらかというと、テレビはよくつけていました。朝はNHKの連続ドラマから始まって、昼は食事の時についスイッチを入れてしまいます。夜は寝るまでずっとテレビがついている状態でありました。私は寝付きは良いのですが、すぐに目を覚ましてしまいます。夜中に不安になってまた2時頃から朝方まで小さなテレビをつけっぱなしでうとうととしてしまう、そんな悪循環が続いていました。我が家からテレビが無くなったのはこれが初めてではありません。子供達が小さな頃、ファミコンの取り合いなど家庭内が異常なことに気付き家からテレビというものを無くしてしまったことがありました。数年経って、おばあちゃんが昼に一人でいるのが寂しそうだからと言う理由で十数インチの小さなものをひとつ置いたことで、またもとに戻ってしまいました。それがこのたび地デジの切り替えにより、テレビの画面が砂嵐とともに無くなってしまったのです。妻がドラマやサスペンスが見られなくなったので寂しいと言っていました。私も夜中、どうなるのかと大変不安でした。ところがテレビが無くなって一ヶ月ほど経ちますがそんなに変化がありません。むしろ、時間を有効に使い、また違ったスタイルの生活が始まったようです。
数年後、我が家にまたテレビが存在しているかどうかどうか・・・?

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ああ・・・



 

 

 

 

 

 

 

私の写真スタジオでは、長年ドイツの有名な陶磁器をカタログ用に撮影する仕事をしてきました。コーヒーやティーカップ、花瓶や置物の人形と美しい模様が施された立派な品物を預かりそれを厳重に梱包された箱から取り出し撮影してまた元の箱に仕舞うという繰り返しの仕事です。この仕事が始まった20年前は輸入元の会社から撮影の立ち会いに来られて手慣れた人が箱からの出し入れをしてくれていたのですがいつの間にかすべてを任されて撮影を引き受けるようになっていました。あるとき複雑な形で細かな花びらがたくさん施された人形の撮影をしました。無事に撮り終えて箱に静かに入れたとき底の方でピンと何かのはじける音がしました。取り出してよく見てみるとほんの小さな5mmほどのかけらが落ちていました。20年間やってきて初めてのことです。すぐに担当者に連絡すると、修理も出来るからそのままにしておいたらと言ってもらったのですが僕の気持ちとして黙っている訳にはいきません。数日後、会社に事情を説明して謝って来ました。弁償するか何らかの連絡があるだろうと思っていたのですが会社からはいつものように、いや、いっそうどんどんと新しい撮影が舞い込んで忙しい日々が続きました。
ある日、会社から電話がありました。それは今までの撮影代金は払えないとのこと。それ以来20年間続いた撮影の仕事はお互いの信頼とともにぴたりと無くなってしまいました。
あのときの小さなキズを隠しておけばこんなことにならなかったのか・・ごまかしておけばよかったのか、正直に言った方がよかったのかああ、どのようにして生きて行ったらよいのかと思い悩まされる出来ごとでした。

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海外旅行



 

 

 

 

 

 

私はカメラマンという仕事柄よく海外旅行に行きます。いつも貧乏旅行なので旅行社も一番安いところを選び当然、飛行機もエコノミークラスです。ところが、いつも運良く搭乗寸前に名前を呼ばれて「ビジネスクラスに変わっていただきます。」ということが多々ありました。往復ともビジネスになったこともありました。また両親と子供たちをつれての家族旅行では格安旅行なのにジャンボジェットのアッパーデッキでゆっくりとさせてもらったこともあるのです。
私たちの新婚旅行の古い話になるのですが、手作りで開いた披露宴が遅れに遅れて飛行機の時間に間に合うかどうか、はらはらしました。飛行機を待たせてしまって、ようやく乗せてもらったのがなんと運良くファーストクラスにあたっていたのです。シートも豪華な機内食のサービスもすべて最高でした。
運のいいことばかりを書きましたが、そううまい話は続きません。
その旅行中に大事な財布を盗まれてしまったのです。ましてその日はお土産を買おうと、多い目のお金を入れておりました。ホテルの金庫にパスポートとお金を預けたのを思い出し、金庫を開けてもらうことにしました。しかし金庫の鍵は盗まれた財布の中。開けるには鍵穴を壊してもらうしかありません。お金を払えば、鍵穴を壊してくれるのです。払えるお金は金庫の中。なんとか無理を言って、金庫を開けてもらい出て来たお金で支払いを済ませ、一件落着。おかげでレストランでの食事も我慢して、ハンバーガーばかりかじっての新婚旅行となりました。
世の中、そううまく行くことばかりではありません。何事も、ほどほどがよいですね。
この3月、日航ジャンボ機・ボーイング747が41年の歴史を終え、経営再建のためすべて退役。ニュースを知って、心に残る飛行の思い出を記しました。

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