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店のあり方について考えたこと
昨日、ムスビメの窓にこのような掲示を出しました。
ここ数日気候が良くなり、
小さなお子さまや赤ちゃん連れの方が店の前をよく歩かれます。
立ち止まって、外から店内をご覧頂く方も多く、
タイミングが合えば、「店内へどうぞ」とお声掛けをしたり、
ベビーカーを持ち上げるお手伝いをさせて頂いておりますが、
全ての方にそれが叶わず、時々残念な気持ちになります。
当店には子供用品もございますが、専門店ではありません。
でも、お子さま連れの方がご自分の趣味のものを買われたり、
ゆっくりと雑貨をご覧になられたり、という時間が持てたら良いなと思っています。
実際、そういう気持ちをお持ちの子育て中の方も多いのではないでしょうか。
ムスビメのレジカウンターの後ろです。
小さいですが、お子さまが過ごせるようなスペースをご用意しております。
敢えて、商品が置いてあるスペースとは壁で隔ててあります。
これは全員がそうではありませんが、
大人の方のお顔が見えないほうが、
目新しいおもちゃに集中して(といっても10分くらいですが)遊ぶ事ができ、
お母さまやお父さまがお買い物をしやすくなることが多いからです。
もちろん、出来るだけスタッフがお子さまの様子を見させて頂きます。
お母さまお父さまがお二人でご来店での場合は、
どちらかお一人がお子さまに付き添って頂けたら、嬉しいです。
また、お子さま連れでないお客さまにとっても、
壁が一つあることで、商品をごゆっくりご覧頂けるようにと考えております。
私自身、やはり子どもがもっと小さかった頃は
雑貨屋や小さなパン屋さんなど、入りたくても入れずに我慢していた時期がありました。
ベビーカーで子どもが寝入った時は買物をするチャンスなのですが、
スペース上、ベビーカーごと入店出来ない場合は外に娘を置いていくことは出来ないし、
抱き上げて目を覚ましてしまったら、せっかくのチャンスを逃してしまうし・・・
赤ちゃんからもう少し大きくなると、
店の中を走る、商品を触る、制止すると泣いてしまう・・・
自分の店を持つときは、ここを出来るだけクリアしたかった。
もちろん、ムスビメでのスペース作りが全てのお客さまにとって心地よいとは限りません。
100%は難しいです。
ご案内を出すことや、この文章を書く事で、
逆にお子さま連れではない方がご来店しにくくなったとしたら、
それも本意ではありません。
本当に、難しい。
わがままな店主ですね、私。
けれども、私としてはこういう気持ちで店に立っています、ということを
このサイトをご覧になられている方には、お知らせしておきたいと思いました。
明日は北野天満宮の「天神さん」(骨董市)。
多くの観光客の方でこの界隈が賑わいます。
梅苑も美しく、散策日和になりそうですね。
こんなムスビメですが、良かったらお立ち寄りください。
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