海外旅行



 

 

 

 

 

 

私はカメラマンという仕事柄よく海外旅行に行きます。いつも貧乏旅行なので旅行社も一番安いところを選び当然、飛行機もエコノミークラスです。ところが、いつも運良く搭乗寸前に名前を呼ばれて「ビジネスクラスに変わっていただきます。」ということが多々ありました。往復ともビジネスになったこともありました。また両親と子供たちをつれての家族旅行では格安旅行なのにジャンボジェットのアッパーデッキでゆっくりとさせてもらったこともあるのです。
私たちの新婚旅行の古い話になるのですが、手作りで開いた披露宴が遅れに遅れて飛行機の時間に間に合うかどうか、はらはらしました。飛行機を待たせてしまって、ようやく乗せてもらったのがなんと運良くファーストクラスにあたっていたのです。シートも豪華な機内食のサービスもすべて最高でした。
運のいいことばかりを書きましたが、そううまい話は続きません。
その旅行中に大事な財布を盗まれてしまったのです。ましてその日はお土産を買おうと、多い目のお金を入れておりました。ホテルの金庫にパスポートとお金を預けたのを思い出し、金庫を開けてもらうことにしました。しかし金庫の鍵は盗まれた財布の中。開けるには鍵穴を壊してもらうしかありません。お金を払えば、鍵穴を壊してくれるのです。払えるお金は金庫の中。なんとか無理を言って、金庫を開けてもらい出て来たお金で支払いを済ませ、一件落着。おかげでレストランでの食事も我慢して、ハンバーガーばかりかじっての新婚旅行となりました。
世の中、そううまく行くことばかりではありません。何事も、ほどほどがよいですね。
この3月、日航ジャンボ機・ボーイング747が41年の歴史を終え、経営再建のためすべて退役。ニュースを知って、心に残る飛行の思い出を記しました。

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