ウクレレを始める



ギャラリー・ホリゾントに集ういつもの仲間でウクレレ・オーケストラが結成されました。今のところのメンバーは40代~60代の男女7人で、映像や、写真、図案や手芸など、ものづくりの人間達の集まりです。

練習はうまく弾ける者が、初心者に手を取り教えるというものとは言っても、私だけがまったくの初心者で、56歳において始めて弦楽器とのつきあいです。いくら教わってもうまく弾くことができない日々が長く続きました。なんとかメンバーについていけるようにと、ある名案を思いついたのです。

「よし、これは慣れるしかない」 「習うより、慣れろ」「生活をウクレレ漬けにしてやる」

それから、撮影やパソコンの少しの待ち時間をおしんでウクレレを傍らに、1分・2分の短時間練習の積み重ねが始まりました。

慣れというものは恐ろしいものですね。
ウクレレを練習し始めて3ヶ月、曲がりなりにもようやく昨年の暮れに3曲だけのライブを開くことができたのです。
ライブの様子を写した写真が出来てきました。小さなウクレレを抱えての楽しい演奏のようすが捉えられています。少し緊張気味の私とメンバーの顔には溢れんばかりの笑みがこぼれ落ちていました。

バンドの名は「エミーズ」。
いつもの練習日にお茶の世話など引き受けて、そして、いちばんのファンでもある妻の名前にちなんでメンバーが「エミーズ」と名付けてくれました。

亀村 俊二

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