地震速報



先日、東京のホテルで宿泊していた時のことです。
朝の6時過ぎだったと思います。

枕元に置いた、携帯電話のけたたましいベルで驚いて目を覚ましました。買ったばかりの新しい携帯電話を覗き込むと「地震発生!、今から強い揺れが来ます。マグニチュード8」  正確には覚えていませんが確かこのようなメールが届きました。

「ええっ!マグニチュード8か!」
とうとう東京大地震が来るのか、とベッドの上で上半身を起こして身構えました。 ところが10秒たっても20秒たっても強い揺れは来ませんでした。 数分後、先ほどの地震速報は誤であったとテレビのニュースで流れました。

私はうろうろと部屋の中を歩きまわって興奮した心をしずめながら、地震速報があってからのわずかな時間自分はさて何をしていたのかと思い返しました。

すると身の安全を確保するための行動は何もしていません。
枕で頭を覆うこともなく、ただ今か今かとその時を待っていただけだったのです。 もっともホテルの一室で、周囲には倒れて来る恐れのあるものが何も無かった こともあるのですが・・・。

閉じ込められる恐れのあるドアは開けておいたほうがよかったかなと しばらくたってから思いついて反省しておりました。

最近の地震予報が進んでいるのにも驚かされますが なにも知らなくて持っていた携帯電話の緊急ベルにびっくりさせられた次第です。

亀村 俊二

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